Activity

活動報告

2023年8月11日~8月17日

2023.08.21

15日、靖國神社参拝

戦後78年目の8月15日を迎えました。先の大戦で310万余の尊い命が失われました。祖国を思い、故郷を思い、家族を思い、全ての愛するものへの思いを胸に、戦禍にたおれられたご英霊に対し、改めて衷心より哀悼の誠を捧げます。ご英霊の安らかならんことと、ご遺族のご平安とご健康を祈念し、靖國神社の参拝、そして天皇皇后両陛下の御臨席を仰いでの全国戦没者追悼式に参列させていただきました。

靖國神社では、三重県選出の田村憲久先生、石原正敬先生含め、議連の皆様とご一緒に昇殿参拝をさせていただきました。

全国戦没者追悼式では、台風の影響で参列できなかった三重県のご遺族の方々の分まで、皆様の思いを込めて臨みました。ご自身がご遺族でもある尾辻参院議長の追悼の辞では、ご尊父が32歳の若さで戦死をされた後、お母様に育てられ、ある時、「親バカだなあ」とお母様に尾辻議長がおっしゃった際、「私が親バカでなかったら、父のいないあなたは生きていなかった」とのお言葉があったことを紹介されました。戦禍で失われた夫の分まで必死に必死に、宝である子供を守り続けた強い覚悟がにじむお言葉が紹介され、大変心を打たれました。

このようなご遺族の思い、失われた尊いご英霊の思い、を決して風化させることなく、次世代に伝え、恒久平和のために全力を尽くしていくことを改めて誓う一日でした。

終了後、地元に戻り、14日夜からに引き続き台風の情報収集や調整等にあたりました。明日16日、被害状況の視察に現地に向かいます。

なお、たくさんの誕生日を祝うメッセージを頂戴し、本当に感謝でいっぱいですが、誕生日の思いにつきましては、また改めて投稿させていただきます。

16日、台風7号の被害現場視察のため東県議とともに紀北町・尾鷲市へ

16日、台風7号の被害現場視察のため、東県議とともに紀北町・尾鷲市では漁業関係への影響を中心に、谷川県議とともに熊野市・御浜町では、熊野古道世界遺産登録20周年を控える中での花の窟神社の被害や地域の主力産業である柑橘業への被害を中心に視察。紀北町では尾上町長も同行いただく。

熊野市の花の窟神社。日本書紀には「日本最古の神社」と記されており、世界遺産の一部を形成し、大きな岩のご神体や「お綱かけ神事」が有名で、近隣の道の駅とあいまって、県内外からも観光で訪れる参拝客も多数いらっしゃいます。

今回の強風により、根こそぎ倒れた木をはじめ参道いっぱいに倒木などがあふれ、鳥居や綱も損壊。地元の皆さんの懸命の復旧作業により、私がお邪魔した時には、かなりきれいになっていました。このような文化財の災害復旧については必ずしも財政支援が十分でないことから、来年熊野古道世界遺産登録20周年を控え、参拝客や地元のみなさんの安全を守るため、しっかり復旧に向けて汗をかいていきたいと思います。

尾鷲市では、満潮と重なり、南東の強風が、今回の特徴である「長く続いた」ことにより、今までにないような大量の流木等が打ち上げられ、市内の3つの港で12隻の船舶の転覆や沈没。その中には、所有者不明の放置船や、所有者がわかっていても廃船となっているものなどが含まれ、海からの引揚は所有者の責務であることから多額の経費等もあり、思うように進まないことが見込まれるとの声。

港湾区域なら一定の手続を経て、行政代執行が可能でありますが、判断に悩むケースや時間がかかることもあります。人口減少等もあり、地元の他の地域でも同様の事例がたくさんありますので、私としては、自治体任せではなく、空き家特別措置法のような、放置船の撤去のための法整備が必要ではないかと以前から考えていたことを改めて強く感じました。

生簀が壊れ養殖していたハマチ350尾を失う被害も。定置網が海に沈んだり壊れて使い物にならなくなったりという被害もあり、定置網は数千万円するものです。組合や漁師の皆様から異口同音に聞かれたのは、被害があった時の保険となる漁業共済においては、津波のものと比べて台風のものは費用が相当高く、大きな業者しか加入できないとのこと。したがって、被害にあった時、大きな業者には補償がだされて経営が安定し、逆に、加入ができない中小業者は自腹となり経営も悪化するという悪循環が起こってしまう状況となっています。これらの制度改善はもとより、時間がかかってしまうので、局所的な被害を受けた中小定置網業者への支援などの検討が必要です。いずれにしても、農業と水産業のこういう災害時の保険制度の差異が大きいと改めて実感しています。

また、海上保安部尾鷲支所からも聴取しましたが、災害発生前、発生時、発生後の海の安全を考えても、地方の海上保安部の人員増強の必要性も実感。

紀北町(紀伊長島)では、流木の発生抑制のための赤羽川上流の浚渫や雑木の除去、赤土流出による海藻や伊勢エビへの影響の懸念、離岸堤の整備等についてご意見を頂く。

御浜町では、出荷が目前に迫る柑橘のビニルハウスが破れる被害。強風に備え、ハウス内を減圧する措置を講じていたにもかかわらず、停電により、その措置が停止し、ハウスが破れてしまったとのこと。今後の台風時に備えた事前の非常電源装置確保などの対策を既に検討されていました。

17日、安倍派総会

17日、朝一から新幹線の遅延に苦労しました。やはり、ほとんどがトンネルや地下であり、台風やゲリラ豪雨の影響を受けないリニア中央新幹線の早期整備が必要と実感。

この日は、安倍派総会のため上京。報道でもありますとおり、当面の新たな体制に向かうことが決まりました。安倍総理が偉大だったからこそ、その後、どんな体制をひいても完璧なものはありません。だからこそ、足りない部分を所属議員一人一人が懸命に努力してそれをカバーし、そして、何よりチームとして一致団結し、その努力の効果を「掛け算」にすることで前に進んでいくしかありません。

安倍総理が蒔いてくださった種を花咲かせるため、我々が体制云々で歩みを止めてはなりません。一つの節目に、改めて、国民の皆様のために日本の政治を前進させ、日本の国益と未来のために、これからも先輩・同僚の皆様と手を携え、一致団結して、汗をかいてまいります。

台風もあり少し日程が分散してしまいましたが、お世話になった方々のところへ初盆回りをさせていただきました。西田紀宝町長や高岡御浜町議会議長のところにも伺いました。

その途中、大紀町錦にある「喫茶 かもめ」でランチ。若者に人気の「はみだしカツ丼」をいただきました!カツが器からはみ出しています!出汁のきいた卵もふんわりトロトロで最高に美味しかったです!お店の中には、錦地区でブリが大量であった頃の写真が飾ってあり、当時のことを教えていただきました。

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