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活動報告

8月27日、ブルネイ訪問2日目|すずき英敬

2025.08.27

27日、ブルネイ訪問2日目。マナフ1次資源・観光大臣との面談からスタート。ブルネイでは和牛が人気であることから輸入に向けた取組を強化しているとのことでしたので、松阪牛の魅力も伝え、具体的な協力について話し合いました。観光について、日本からの教育旅行を誘致したいとのことでしたので、日本や私の地元でも教育旅行を強化していることから相互に推進することも話し合いました。ネイチャー、カルチャー、アドベンチャーを観光のメインに進めていきたいとのこと。大臣ご自身も先日プライベートで熱海に来られたそうで、ブルネイでの日本の人気の高さもお聞きしました。私からのお土産は、伊勢神宮近くの店舗で販売している抹茶をお渡ししましたが、ブルネイでも抹茶は大人気でほとんどのカフェに入っており、むしろもっと輸入の必要があるとの話もいただきました。

続いて、ノールハシマ外務省次官との面談。私と年齢1つ違いの方。ここでも和牛や抹茶の話でも盛り上がりましたが、私からは、ブルネイの地政学的な位置づけも踏まえ、安倍元総理が提唱し、我が国の外交方針の根幹となっている「自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)」の推進について述べたところ、FOIPについても十分理解し、ブルネイとしても共感し、ともに推進していくとの力強いお言葉がありました。

昼食は、ブルネイに進出している日本企業の方々と。ブルネイのビジネス・生活に関する環境や、ブルネイ政府や王室に関する話、今後の我が国のエネルギー政策等についても意見交換をし、様々な本音もお聞きでき、とても有意義でした。

午後は、1972年から50年以上にわたり日本に天然ガスを供給しているBLNGのプラント視察。世界最長の天然ガスプラントの稼働を誇る場所であり、生産の6割を日本に供給。我が国のエネルギー安全保障や電気代高騰抑制、AI・データセンター等による電力需要増大の中での安定供給等を考えれば、我が国はブルネイのように政治・経済が安定している国からの天然ガス供給を継続・確保することが極めて重要であり、その観点からも、これまで築き上げた相互の「信頼」に基づき、取引を着実に続けていくことの重要性をお互い確認しました。社長からも「信頼」という言葉を何度も強調されていました。

夜は、ブルネイの若手スタートアップ経営者の方々との意見交換。日本のスタートアップエコシステムは、ブルネイを含めたASEANのスタートアップエコシステムなどグローバルのスタートアップエコシステムとの接続をしていくことの重要性、AI・データを活用したサービスやソリューションの可能性などについて私からも意見を申し上げました。ブルネイを拠点としてグローバルに活躍する皆さんとの意見交換はとても面白かったです。

スタートアップ経営者の皆様との意見交換の場でも、私が議員連盟の事務局長代理をつとめる日本政府が推進してきた「ERIA(東アジア経済研究センター)」の意義が述べられ、認知・活用をしてくれていることがわかりました。朝のマナフ大臣からも渡辺ERIA事務総長のお名前も出て、大変貢献してもらっているとの話がありました。今後もERIAの推進にしっかり取り組んでいきたいと思います。

青い屋根の写真は、車窓からの国会議事堂。ブルネイの国会議員は選挙でなく国王の指名とのこと。閣僚も同様とのこと。ホテル近くのマーケットに立ち寄った際、「TAKOYAKI」と書いた店舗が!しかもタコが入ってない(笑)。ソーセージやシーフードが具でした。現地駐在の方によれば、おそらく「TAKOYAKI」が日本発であることや、タコが入っているべきものであることを知らないのではないか、とのことでした。とっても衛生的なマーケットで、市民の食の台所として機能している様子が伺えました。

改めて、極めて政治的・経済的安定性の高いブルネイが、地政学的にも、エネルギー安全保障という観点からも、重要であることを実感するとともに、1人あたりGDPが日本より高く、ASEANでは2番目に高い豊かな国であり、かつODA卒業国でもあることから、経済的な側面や人材交流などで更なる連携を深めていける可能性も実感することができ、極めて有意義でした。外交・経済・安全保障はもちろんのこと、スタートアップとの連携や農林水産品輸出など、引き続き具体的に取り組んでいきます。

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