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活動報告2025.08.21
21日、地元では三重県知事選挙が告示。一見知事再選に向けて。この日は、横浜で開催中の第9回アフリカ開発会議(TICAD)と9月頭の訪台のための会議があったため、今日(22日)地元を一緒に回ります。TICADは、3年に一度、日本政府が主導し、アフリカ各国首脳や政府関係者が一堂に会する会議です。アフリカを成長センターとしてとらえて「ODAから投資へ」の理念のもとで経済連携を強化していくことに加え、アメリカのアフリカへの関与が小さくなる懸念がある中、間隙をぬって中国等の関与が進む懸念もあることから重要鉱物確保等の経済安全保障上も日本が関係を強化していくこと、などが今回の重要なポイント。
全体の会議、首脳会談などが行われている中、日・アフリカ連合友好議員連盟の我々は、分担して各国との会談を行い、関係強化を図ります。首脳会談では時間が限られているので、相手国が十分に日本政府に思いを伝えきることができないケースもあることから、我々議員連盟が議員外交として、それをカバーする形で、より詳細に思いをお聞きし、実現に向けて政府をアシストする役割です。
私はモロッコの担当。モロッコは、自動車分野を中心にアフリカの中で2番目に日本企業が進出しており、またモロッコが水管理・インフラ整備などでアフリカ内に西アフリカ地域で最も投資している国であり、またアメリカとの投資協定を締結しているアフリカ唯一の国であるなど、経済的に極めて重要な国であり、投資先として諸外国の注目を浴びている国。また、肥料の原料であるリン鉱石の埋蔵量が1位であることから、日本の食料安全保障やまさに現在の米価格高騰を抑えていくためにも、中国がリンの輸出制限を行っている中で、極めて重要な国。
先方からは、AI、若者・女性支援、自動車、再生可能エネルギー、防災マネジメント、技術者養成などでの協力や投資促進の声がありました。技術者養成の中で、橋梁のメンテナンスなどの高所作業を行う技術者を育成する話題の際、それらの技術者を「NINJA(忍者)」と呼んでいて、思わず嬉しくなりました(笑)。
更なる関係強化のため、しっかり取り組んでまいります。