Activity

活動報告

2025年8月24日~8月30日 活動報告|すずき英敬

2025.09.08

24日、大紀町・伊勢市で地元活動

24日、大紀町・伊勢市で活動。鮎を投げて農林水産業の作況など今年の吉凶を占う奇祭「おんべ祭り」に。まずは神事。月ごとに担当を決めて、川にある大きな岩の小さい穴に鮎を投げ込み、直接入れば大吉、どこかにあたって入れば中吉、入らなくても小吉。私は10月を担当したのですが、昨年に続き小吉でした。なかなか難しいですわ。

その後、大紀町観光協会で、県内一の実績を誇る農家民泊の現状についてお聞きし、意見交換。令和6年度はインバウンド、特に児童生徒・学生の教育旅行や体験旅行が多く、延べ400人を超える実績。コンテンツの良さ、㏚の取組が功を奏して、国の数も含めて増えて好調であるものの、今後を考えれば、体験施設やスタッフの不足が心配されるとのこと。しっかり応援していきたいと思います。

続いて、七保地区で肉牛生産者でつくる和牛部会の皆様と意見交換。この地区は、毎年の松阪牛共進会で上位を獲った牛を購入する企業に多くを納入しており、とても良質な牛肉を生産しています。

現在の国の畜産行政は大規模生産者による取組を支援するものが多いが、この地のように小規模で良質な生産を行っている産地を守る取り組みを強化すべきというご意見とともに、牛舎の改修資材・飼料・仔牛の高騰、産地を持続可能にしていくための新規就農や事業承継の取組、松阪食肉公社の改修等のご意見をいただきました。その後、実際に牛舎を視察。服部町長、山本さちこ参議院議員もかけつけてくれました。

25日、各省庁の来年度予算に向けた概算要求についての聴取や、各会議の事務局長等としての党務の連続

25日、東京にて、各省庁の来年度予算に向けた概算要求についての聴取や、各会議の事務局長等としての党務の連続。事務局長をつとめる外国人材等に関する特別委員会では、日本で起業する外国人の在留資格「経営・管理」について、ペーパーカンパニーを悪用した事例なども出ていることから、要件となる資本金を現行の6倍の3000万円とするなど、各種要件を厳格化するための改正案を議論。
https://l.smartnews.com/m-64VKYDZu/PkB8om

事業分野や日本語能力についての厳格化の必要性、そもそもこの制度でやろうとしていたことと実態の大幅な乖離、改正案がスタートするまでも含めた審査の更なる厳格化について多くの意見が出されましたので、再度議論を行うことになりました。

事務局長をつとめるデジタル社会推進本部では、来年度予算概算要求と組織を充実するための要求内容について了承。

事務局次長をつとめる新しい資本主義実行本部で司会。物価・資材・人件費高騰を踏まえた官公需となるような予算要求と各省庁がなっているか確認。自治体予算も同様の対応が望まれますので、引き続きフォローアップをします。記者ブリーフも対応。

26日、党務でブルネイ訪問

26日、党務でブルネイ訪問。ブルネイは1972年から50年以上にわたり日本に天然ガスを供給、昭和・平成・令和と皇室・王室の交流も良好、南シナ海に面し海上自衛隊と共同訓練を実施、自由で開かれたインド太平洋構想の推進など、外交・経済・安全保障をはじめ日本にとって重要な国です。面積は三重県とほぼ同じ。実は、昨年、日本との外交関係樹立40周年にあたり、多気町にある三重県立相可高校のメンバーが外務省のプログラムで、ブルネイを訪問し、巻き寿司のデモンストレーションはじめ日本の食文化を紹介したそうです。過去には駐日ブルネイ大使が三重大学も訪問してくれています。

この日は、まず、ブルネイ経済開発委員会(BEDB)での意見交換。石油・ガスに依存する経済を多角化すること、そして持続可能な経済成長が最優先事項の一つで、ICT、食品、観光、サービスなどを柱に注力していく構想を聞き、日本のビジネスチャンスにも大いにつながる意見交換でした。私からは、持続可能な経済成長や産業政策の車の両輪は人材政策であるので、人材政策のビジョンをお聞きするとともに、私から、近年モンゴル・タイ・ベトナムなどで進む、日本の「高専」システムを紹介しました。極めて高い関心を持たれ、ぜひ機会を見て視察もしたいとの言及がありました。

続いて、日本発のバイオスタートアップの「ちとせ研究所」のチトセ・アルジェ・ファームを視察。大阪・関西万博の日本館にも協力されています。緑色のキティちゃんなど。藻類の一種であり、「スーパーフードの王様」と呼ばれる「スピルリナ」の製造・販売をしています。日照時間の極めて安定しているブルネイで大規模に展開し、食品・医薬品などに利用されてます。今後も規模拡大し、ユースケースも増やして、成長していくポテンシャルを感じましたし、ブルネイの方々からかなり高評価であることも実感し、日本のスタートアップの活躍を嬉しく思いました。

夕方は、日本大使公邸でブルネイについてのブリーフィングをしていただきました。ブルネイの現状や魅力について、大変勉強になりました

翌日は政府関係者などとの予定です。

27日、ブルネイ訪問2日目

27日、ブルネイ訪問2日目。マナフ1次資源・観光大臣との面談からスタート。ブルネイでは和牛が人気であることから輸入に向けた取組を強化しているとのことでしたので、松阪牛の魅力も伝え、具体的な協力について話し合いました。観光について、日本からの教育旅行を誘致したいとのことでしたので、日本や私の地元でも教育旅行を強化していることから相互に推進することも話し合いました。ネイチャー、カルチャー、アドベンチャーを観光のメインに進めていきたいとのこと。大臣ご自身も先日プライベートで熱海に来られたそうで、ブルネイでの日本の人気の高さもお聞きしました。私からのお土産は、伊勢神宮近くの店舗で販売している抹茶をお渡ししましたが、ブルネイでも抹茶は大人気でほとんどのカフェに入っており、むしろもっと輸入の必要があるとの話もいただきました。

続いて、ノールハシマ外務省次官との面談。私と年齢1つ違いの方。ここでも和牛や抹茶の話でも盛り上がりましたが、私からは、ブルネイの地政学的な位置づけも踏まえ、安倍元総理が提唱し、我が国の外交方針の根幹となっている「自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)」の推進について述べたところ、FOIPについても十分理解し、ブルネイとしても共感し、ともに推進していくとの力強いお言葉がありました。

昼食は、ブルネイに進出している日本企業の方々と。ブルネイのビジネス・生活に関する環境や、ブルネイ政府や王室に関する話、今後の我が国のエネルギー政策等についても意見交換をし、様々な本音もお聞きでき、とても有意義でした。

午後は、1972年から50年以上にわたり日本に天然ガスを供給しているBLNGのプラント視察。世界最長の天然ガスプラントの稼働を誇る場所であり、生産の6割を日本に供給。我が国のエネルギー安全保障や電気代高騰抑制、AI・データセンター等による電力需要増大の中での安定供給等を考えれば、我が国はブルネイのように政治・経済が安定している国からの天然ガス供給を継続・確保することが極めて重要であり、その観点からも、これまで築き上げた相互の「信頼」に基づき、取引を着実に続けていくことの重要性をお互い確認しました。社長からも「信頼」という言葉を何度も強調されていました。

夜は、ブルネイの若手スタートアップ経営者の方々との意見交換。日本のスタートアップエコシステムは、ブルネイを含めたASEANのスタートアップエコシステムなどグローバルのスタートアップエコシステムとの接続をしていくことの重要性、AI・データを活用したサービスやソリューションの可能性などについて私からも意見を申し上げました。ブルネイを拠点としてグローバルに活躍する皆さんとの意見交換はとても面白かったです。

スタートアップ経営者の皆様との意見交換の場でも、私が議員連盟の事務局長代理をつとめる日本政府が推進してきた「ERIA(東アジア経済研究センター)」の意義が述べられ、認知・活用をしてくれていることがわかりました。朝のマナフ大臣からも渡辺ERIA事務総長のお名前も出て、大変貢献してもらっているとの話がありました。今後もERIAの推進にしっかり取り組んでいきたいと思います。

青い屋根の写真は、車窓からの国会議事堂。ブルネイの国会議員は選挙でなく国王の指名とのこと。閣僚も同様とのこと。ホテル近くのマーケットに立ち寄った際、「TAKOYAKI」と書いた店舗が!しかもタコが入ってない(笑)。ソーセージやシーフードが具でした。現地駐在の方によれば、おそらく「TAKOYAKI」が日本発であることや、タコが入っているべきものであることを知らないのではないか、とのことでした。とっても衛生的なマーケットで、市民の食の台所として機能している様子が伺えました。

改めて、極めて政治的・経済的安定性の高いブルネイが、地政学的にも、エネルギー安全保障という観点からも、重要であることを実感するとともに、1人あたりGDPが日本より高く、ASEANでは2番目に高い豊かな国であり、かつODA卒業国でもあることから、経済的な側面や人材交流などで更なる連携を深めていける可能性も実感することができ、極めて有意義でした。外交・経済・安全保障はもちろんのこと、スタートアップとの連携や農林水産品輸出など、引き続き具体的に取り組んでいきます。

28日、ブルネイからインドネシアへ

投稿が遅れましたが、28日、ブルネイからインドネシアへ。この日の夜に帰国便のため、インドネシアは半日滞在。プラボウォ大統領が党首であった政権与党グリンドラ党の幹部4名と意見交換。いずれも、43歳、39歳、41歳、46歳。GWにお会いした閣僚も30代40代が中心。若い力を中心としたチームで政権と与党が運営されています。日本の政治も、世界を見据え、世代交代していく必要性を改めて痛感しました。先方からもこれを機に近い世代の政治家でもあり、交流をもっと進めようと提案をいただきました。

防衛産業における連携や共同訓練等を中心とした安全保障、経済、教育、サイバーセキュリティ、エネルギー、医療などについて議論を交わしました。介護・看護等の人材不足の分野における受入や派遣のあり方についても議論しました。また、日本のコンテンツ産業の魅力、そしてインドネシアでもクリエイターを育成しているので、日本のアニメスタジオ等との連携の提案などもありました。

日本の歴史を学ぶ必要があるとも考え、織田信長や豊臣秀吉などの小説も読んだという議員もいました。

プラボウォ大統領の姪にあたるサラワスティ議員(セルフィーしてる方)は、真珠の販売をする会社を経営しているとのことで、ミキモトの発祥であり、真珠産業が盛んな伊勢志摩の紹介をさせていただき、真珠産業振興や輸出等についても連携・協力していこうと意見が一致しました。バティックというインドネシアの服を着ていましたので、いつも着けている真珠のピンバッジは外していたのですが、その場で襟に着けました。

インドネシアは、今年のGWに岸田前総理等と訪問し、プラボウォ大統領とも面会して、約3か月後のタイミングでしたが、改めて、若い力を中心とした経済・政治などを強く感じるとともに、更なる連携強化を図っていく重要性とポテンシャルを改めて感じた訪問でした。

29日、総裁選実施に向けた意見交換や、海外出張中にできなかった各省庁からの概算要求や税制要望に関する説明聴取

29日午前に帰国。総裁選実施に向けた意見交換や、海外出張中にできなかった各省庁からの概算要求や税制要望に関する説明聴取。鈴木伊勢市長の文科省への要望に同行。厚生小学校や明野小学校をはじめとした大規模改修に関する予算確保について要望。全国的にも学校の改修が重なっていますが、子供達の学びを止めるわけにはいきませんし、安全確保の観点からも着実に進めなければなりません。資材費や人件費の増加もしっかり加味した予算・発注にしなければなりません。引き続きしっかり取り組みます。

30日は地元に戻り、東海社会人リーグ1部のFC伊勢志摩の首位攻防の試合観戦。ご挨拶とキックインセレモニーをさせていただきました。小倉隆史理事長にもお世話になりました。首位攻防の一戦でしたが、残念ながら惜敗。残り3試合となりましたが、連覇に向けて頑張ってください。応援しています!

その後は、志摩市の「いそべ夏祭り」。実行委員会の皆様のご尽力で大盛り上がり!会場も夏休み最後の週末でたくさんの方がいらっしゃっていました!ゲストで芋洗坂係長がお越しになって、会場をわかせてくれました。写真は、芋洗坂係長のリードで「芋ざんまい!」とやっているものです(笑)。

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