Activity

活動報告

2024年3月25日

2024.03.25

25日、午前中に東京に移動し、打ち合わせや面談が続きました。夕方、副学院長をつとめる中央政治大学院の第2回「背骨勉強会」。世界観、歴史観、国家観を改めて深めるための勉強会。今回は、我が国初の本格的政党内閣をつくり、「平民宰相」と呼ばれ、近代最高の政治リーダーとも言われる原敬・元内閣総理大臣に関する研究の大家でいらっしゃる、伊藤之雄京都大学名誉教授から「今の政治家は原敬から何を学ぶべきか」をテーマにご講演をいただきました。91名の中堅・若手国会議員と新人支部長が参加。

原敬の人生の歩み、影響を受けた人物、事績などから様々なご示唆をいただきながら、学ぶものとして、主に、

①原敬の原点として「公共性」(「公利」「宝積」)があり、その実現のために国際的視野を持った合理的・現実的な外交・内政を展開してきた、

②出自など変えられないもので差別せず、学習・創意工夫・自立心で人間を評価し、自らも常に学び考える、

③有権者や国民の「世論(せろん)」をよく知り考慮するが、「輿論(よろん)」を重視した政策を目指し、日本の未来に責任を持つ、

などを挙げていただきました。

また、原敬があと20年長く生きていたらという仮定ではありますが、太平洋戦争等への道を妨げた可能性などについてもお話いただきました。

他の有識者によれば、日本で、「輿論」と「世論」は大正期までかなり明確に区別されて使用されており、「輿論」(よろん)は理性的・公的関心なもので、「世論」(せろん)は情緒的・私的なもの、との定義もあります。原敬の「輿論」を重視する考え方には大変感銘を受けました。

また、原敬の座右の銘である「宝積(ほうじゃく)」。仏教用語で「徳を積み他者に尽くして見返りを求めない」という意味。これは、原敬が、以前は使っていなかった中、首相に就任してから、絶大な権力を持った自分への戒めとして、この言葉を使うようになったとのこと。

大変多くの学びをいただきました。

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