Activity
活動報告2024.12.16
7日、三重県と和歌山県を結ぶ初めての高速道路「新宮紀宝道路」の開通式に出席。感無量、感謝の気持ちでいっぱいです。全ての皆様に心からの感謝です。「為せば成る」ということを実感させていただきました。この日は、本来来賓祝辞の立場でしたが、むしろ謝辞を述べさせていただく気持ちで挨拶させていただきました。官民による「熊野川河口に橋を架ける会」が結成され活動されるなど、20年以上にわたる地域の皆様の悲願でした。この日を迎えることができたのも、地域の皆様の粘り強い活動、土地の提供、工事時のご協力あってこそです。
「暴れ川」と言われる熊野川にかかる橋。当時私が知事であった平成23年の紀伊半島大水害では、熊野川にかかる旧熊野大橋が浸水し、流木だらけになって、生活圏を同じくするこの地域の皆様の行き来が途絶してしまいました。あの時の凄惨な光景を今も忘れることはできません。
その後、平成25年に事業化され、この度の開通を迎えました。能登半島地震で浮き彫りになりましたとおり、半島の脆弱性を踏まえ、「半島の強靭化」の観点からも極めて重要な道路です。
今回の新宮紀宝道路は、津波を想定しても相当な高さとなっており、浸水することはなく、緊急輸送道路となるとともに、スロープや階段を設置しており、災害時にはこの道路自体が一時避難場所となる、まさに「命の道」です。
そして、道路はつながってなんぼです。まだ、三重県側も、和歌山県側も、紀伊半島一周の高速道路は、すべて事業化されているものの、まだ開通はしていません。これらの早期実現に向けて、今後も全力投球していきたいと思います。
餅まき・菓子まきもさせていただきました。今回、最もご尽力された二階俊博先生が、私が挨拶する際に二階先生に一礼したところ、私に対して「おめでとう」と優しいお言葉をかけていただいたことにも大変心を打たれました。
ランチは、紀宝町のウミガメ公園の食堂で、海鮮丼と地元の魚のフライ。とっても新鮮でおいしかったです。
午後は、御浜町、熊野市でご挨拶。御浜町では、移住して柑橘業に携わる新規就農の皆様と意見交換。厳しい中でも楽しみながら農業をされている姿に本当にうれしく思いました。
夕方は、伊勢の「冬の風物詩」として定着してきた、しんみち商店街のイルミネーションの点灯式に。イベントを盛り上げてくれた宇治山田商業高校のみなさんと、相撲部、茶道部など、それぞれに写真撮影。人口減少で商店街も厳しいですが、商売されている皆様の気持ちに明るい灯がともるとともに、高校生も含めて、しんみち商店街に訪れた皆様の気持ちにも明るい灯がともる、そんなきっかけにしていただきたいと思います。
継続は力、と言います。しかし、それはやはり簡単ではないですよね。続けていくためにご尽力してくださっている皆様への感謝と、一方寂しいけれど一生懸命続けていただいていたことに区切りをつける方々への敬意と感謝、8日は、そんなことを感じる一日でした。
朝一は、伊勢市出身の金メダリスト野口みずきさんの名前を冠した「野口みずき杯お伊勢さんマラソン」。野口みずき杯となったのは私の知事時代の2016年大会からですが、トータルでは43回目を迎えます。5キロの部のスタートに立ち会いご挨拶。すべての部門を合計すると全国から約1万人が参加する人気のレース。天気にも恵まれて、みなさん笑顔で伊勢の風景を満喫していただいたと思います。
自分が住む岡本町自治会の餅つき大会にも参加。自治会の皆さんや青年会の皆さんが36年間も続くけてくださっている地元の風物詩。餅つきは、腰を入れて、しかしあまり腕に力を込め過ぎないことを心掛けています。
志摩市では、日本舞踊の発表会(若柳百合香勉強会)でご挨拶。こちらも44年続いています。地域で日本舞踊をする機会、見る機会を提供してくださっています。
ランチは、志摩市の「毎日食べても飽きないカレー」がキャッチフレーズの「mare(マーレ)」。バターチキンカレーを食べました!めちゃくちゃ美味しかった。写真は、スタッフが食べた牛すじカレーとシーフードカレーも(笑)。みなさんに愛されて惜しまれながら二日後の12月10日に閉店。ありがとうございました。
志摩市では、三重県・志摩市・鳥羽市の総合防災訓練に参加。南海トラフ巨大地震を想定し、また能登半島地震を教訓として、孤立地区からの救助訓練も行われました。特に、橋爪市長が力を入れ、私も予算確保を働きかけさせていただいた津波避難タワーを活用した訓練も実施されました。
訓練でできないことは本番では絶対できない。そして、防災を特別のこととせず、日常の暮らしの中に組み込んでいく「防災の日常化」が重要と知事時代からも繰り返し申し上げてきました。今後も防災対策に力を入れていきます。
その他、街頭活動、伊勢市・志摩市でご挨拶まわり。
私の周りでもインフルエンザの方が増えています。皆様もお気をつけください。9日、10日も慌ただしく、本会議や予算委員会や安全保障委員会への出席、各種会合や打ち合わせが続きます。石破総理に、事務局次長をつとめる「令和の教育人材確保特命委員会」として教師を取り巻く環境整備のための教育予算確保に関する緊急決議の申入れを行いました。
この度、「行政改革推進本部」の事務局長代行を拝命し、第1回役員会に出席。公務員制度改革等について議論を進めます。全国戦没者遺族大会にも出席しました。
幹事をつとめる「棚田支援に関するプロジェクトチーム」では、棚田振興法改正に向けた論点整理の議論を行いました。地元でも「棚田100選」に選ばれている丸山千枚田もありますので、地域の資源として持続可能な保全・活用が行われるよう、そのための人材育成や支援策の充実に向けて、しっかり法改正を行っていきたいと思います。ちなみに、隣で発言しているのは、同じ三重県選出の川崎秀人衆議院議員です。
11日、革新的なエネルギー技術を活用して、エネルギーをめぐる諸課題の解決と、脱炭素・安定供給・経済成長の同時達成を図るための政策を議論する議員連盟が発足。呼びかけ人の一人として出席・司会。第1回の講師は、ノーベル物理学賞をとられた天野浩名古屋大学特別教授。次世代エネルギー技術を支えるパワー半導体に関するお話を伺いました。とても未来を感じるお話でした。
来年度予算編成の基本指針となる「予算編成大綱」を審議するため、デジタル社会推進本部と「こども・若者」輝く未来創造本部の両方の代表として、議員の皆様からの意見・質問に対応する答弁者として出席。
朝一は、事務局長をつとめるデジタル社会推進本部で、地方自治体の情報システムの標準化に関する基本方針について議論。その後、食料安全保障強化本部に出席。
午後は、常任幹事を拝命している、地域のガソリンスタンドのネットワークを守る石油流通問題議連に出席。大手流通事業者が展開するガソリンスタンドの進出が進むことにより、地域のガソリンスタンドの廃業が増えています。また、経営の厳しさからガソリンスタンド過疎地と言われる状況の地域も増えてきています。能登半島地震でも、避難所に灯油を届けたり、自らも被災者でありながら緊急車両などに給油をしたのは、地域のガソリンスタンドです。それらのネットワークを守り、車を使う皆様の利便性確保を進めていくため、しっかり取り組んでいきたいと思います。
日が落ちると急激に寒くなりましたね。12日、予算委員会に出席。小林鷹之さんの質問。補正予算の必要性や緊要性について明確な質問内容。その後、補正予算が本会議可決、衆議院通過。
本会議終了後、事務局次長をつとめる党総合エネルギー戦略調査会で石破総理に対し、次期エネルギー基本計画改定に向けた申入れ。電力需要が20年ぶりに増加に転じ、今後も増加することが見込まれることから、脱炭素、安定供給、経済成長の観点から、原子力発電も再エネも脱炭素電源として最大限活用することを計画に明記すること、ペロブスカイトなど国産再エネを推進することなどを提言。
“原発「依存度低減」文言変更を” 自民の調査会が首相に提言 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241212/k10014666531000.html
衆議院安全保障委員会では、自衛官や防衛省職員の処遇改善に関する法律改正を審議・可決。
日中は、副幹事長を拝命した金融調査会に出席、事務局次長を拝命している中小企業・小規模事業者政策調査会では価格転嫁や下請法改正について議論、部会長代理をつとめる財務金融部会ではiDeCo等の税調から示される予定の改正案について議論、など。
13日、事務局長に就任した外国人材等に関する特命委員会で司会。今後、新設された育成就労などの具体的な制度設計に着手していきます。委員長は、奥様が伊勢市ご出身で、いつも大変ご指導いただいている山下貴司元法務大臣。委員長を支え、しっかり取り組んでまいります。臨海コンビナート再生・強靭化推進議連では、私も以前副会長をつとめた全国石油コンビナート立地道府県協議会の会長である熊谷千葉県知事から予算等に関する要望を聴取。
準備をしてきた日バハマ友好議員連盟(会長:小野寺五典政調会長)の設立総会で司会。2014年安倍総理がカリブ諸国14カ国で構成されるカリブ共同体(カリコム)に対する「対カリコム政策3本柱」を策定し、それに基づき、現在も交流や協力が行われています。バハマもその1つで、災害や気候変動など島嶼部特有の脆弱性を克服するため日本も支援してきました。カリブ諸国では中国の影響力も強まってきています。我が国としても、来年がバハマと日本の外交関係樹立して50周年ですので、この議連も起点としながら、交流・協力の拡大を進めていきたいと思います。
朝一は、安全保障に関する民間団体の勉強会に参加。山村振興特別委員会では、10年に一度の山村振興法の改正に向けた議論。事務局次長に就任したGX実行本部では「GX2040ビジョン」の検討状況について関係省庁から意見聴取。税調では最終とりまとめ案を審議。
夕方は、鳥羽後援会有志の皆様が事務所に来てくれました。港湾整備、医療用MaaSの歯科活用、海事関連の人手不足対策等の地に足ついた重要な要望をたくさんいただき、意見交換。しっかり取り組んでまいります。