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活動報告

9月1日、伊勢市で挨拶回り|すずき英敬

2025.09.01

9月1日、伊勢市で挨拶回り。保育現場の視察、伊勢和紙の工場視察、若手起業家による地域コミュニティ活性化のための新たな取組に関する意見交換、若手建築家との木造建築に関する意見交換、地域金融の状況の聴取など盛りだくさん。

保育士不足の中、多様な子供達や家庭もあり、保育現場の負担が増していることから、保育士の方々や行政手続を含めた保育所運営の負担軽減、保育の質の向上、「見える化」による安全安心の確保等の観点から進めている「保育DX」。先進的に取り組んでおられる伊勢市内の保育所を視察。日頃から政策提案などでお世話になっている「こどもDX協会」の小池会長にもお越しいただきました。

登園から退園までの管理、保護者とのコミュニケーション(連絡帳、登園前の家での様子や食事、保育所での日中の様子や食事メニューなど)、保育士の方々の各種資料作成などあらゆる面できめ細かな機能を有するシステムを導入。

保育士の方々も最初は慣れない部分があったようですが、保護者とのコミュニケーションが円滑にそして時間を効率的に使えて落ち着いて行えること、園長先生や他の保育士との子供達の状況の情報共有によるアドバイス等を受けやすくなり質の向上につながっていること、などDXのメリットを実感されておられました。

しかし、保育所や自治体によって導入にまだまだ差がありますし、行政の監査におけるDXの進展が遅れていることなど課題も残されています。現場の負担軽減と保育の質と安全安心の向上に向けて引き続き取り組んでいきたいと思います。

手すき和紙と機械すき和紙の両方に取り組む全国でも珍しい伊勢和紙の工場も視察。明治時代は全国で6万軒あった和紙製造会社も、現在では80軒に減少しているとのこと。伝統文化を守りつつ、新たな用途への挑戦なども行われている様子が大変勉強になりました。

また、他県から移住をして和紙づくりに伊勢で取り組んでくれている若者、最終的な品質確認を目視で行う職人技、そして宮川の伏流水の恵みなども目にすることができ、大変嬉しく思いました。今後も我が国の和紙文化や業界をしっかり応援していきたいと思います。

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