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活動報告2025.08.02
2日、先日のカムチャッカ半島沖地震に伴う津波被害を受けた鳥羽市浦村町の現場視察。山本さちこ農林水産大臣政務官にも、小泉大臣の指示を受けての公務として参加してもらい、水産庁の担当課長、県農林水産部長、小竹鳥羽市長など国・県・市で緊密に連携する形で視察を行いました。3年前のトンガ沖海底火山噴火に伴う潮位上昇による被害、昨年度は近年の中でも牡蠣のへい死が最も厳しい状況であったこと、更に資材費高騰などの中で、養殖業者の皆様にとって、ダブルパンチ、トリプルパンチの状況での今回の津波被害。復旧状況によっては今後の生産継続を断念する方が出かねないとの声もいただき、強い危機感を感じる視察でした。
約2000ある養殖筏のうち、372の筏が被害を受け、津波により筏がからみあったり、破損したりする状況。事業者数でみると、53事業者のうち、40事業者が被害を受ける状況。
まずは、10月から始まる来年度の牡蠣養殖の種付けに向けて、早急に復旧するための潜水ダイバー・重機レンタル・廃棄物処理などの復旧活動に関する費用や被害を受けた筏を復旧するための資材費補助などのご要望をいただきましたので、スピード感を持って、国・県・市が連携しながら取り組んでまいります。
また、中期的な今後の再発防止や被害軽減対策として、筏を固定する錨に替えて更に重量のあるコンクリートの方塊ブロックにするための支援などのご要望をいただきました。
その後は、鳥羽旅館組合・鳥羽観光協会の皆様から、同じくカムチャッカ半島沖地震に伴う津波警報発令により、鉄道が運休したことに伴い、鳥羽駅に滞留し交通手段がなく行き場を失った多くの観光客(外国人含む)を、緊急に誘導し、自身の旅館の車両を活用して鉄道が動いている駅まで移送するという対応を行っていただいたことの今後の課題等についてお聞きしました。
市役所は、住民の避難対応などに追われる中、情報発信も含め民間事業者も横断的に連携して取り組むべきものであり、そのための司令塔(ハワイには「エマージェンシーDMO」というものがあるとのこと)や連携体制構築、実効たらしめるための平時の訓練などの必要性について提起をいただきました。観光庁や国土交通省としっかり議論したいと思います。
ランチは、鳥羽磯部漁協直営食堂の「魚々味(ととみ)」で、山本さちこ参議院議員と。地元でとれた5種類のお造りが入った定食を。うまい。
その後、自民党三重県連役員会。参院選の総括について議論。携わった皆様による意見が19ページにおよぶ資料として提出されました。これまでも総括しっぱなしが多かったので、今回はそうあっては決してならず、改革を進めるための具体的アクションを行う会議体の設置を提案しました。
夕方は、玉城町、多気町丹生、多気町相可などでの夏祭りにお邪魔しました。通常の祭の準備に加えて、酷暑で参加者の熱中症予防にも気を使わねばならないなど、各実行委員会の皆様のご尽力に頭のさがる思いです。金魚すくいは、人生において、ほとんどすくえた記憶がありません。
一方で、人口減少でお祭りも減り、子供達がふるさとの思い出をつくる場面も残念ながら減っています。このようにふるさとの思い出を子供達に提供してくださっている皆様に感謝しながら、そして今後も応援をしていきたいと思います。