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活動報告

6月16日、北海道で2つの視察|すずき英敬

2025.06.16

16日、北海道で2つの視察。1つは、泊原発。3号機の再稼働に向けて、原子力委員会の審査が事実上合格となっており、2027年再稼働を目指す。もう1つは、世界最先端の2ナノレベルの国産半導体を圧倒的スピードで製造し、近く試作を、そして2027年に量産開始を目指すラピダス。今回は、僕と同じく衆議院経済産業委員会に所属する1期生も一緒に。

泊原発は、3月の経済産業委員会で、安全対策の観点から敷地外に新たに作る燃料運搬に使用する港の完成が再稼働の条件ではないことや、そのための輸送に関する原子力委員会をはじめとした関係省庁連携による徹底した安全対策などを質問し、原子力規制員会から明確な答弁があり、再稼働に向けた前進があったことから、改めて現地を訪れ、防潮堤等に関する安全対策工事の現状と関係者の方々との意見交換を行いました。

岩宇4町村(泊村、神恵内村、岩内町、共和町)の首長の皆様とも意見交換。泊原発再稼働に向けた質問への御礼をいただくとともに、現在北海道の電気代が全国一高いレベルにあることで経済への影響も与えかねない状況であることや、神恵内村で行っている最終処分に関する文献調査について国が前面に出た対策など、大変切実かつ貴重な意見をいただきました。しっかり取り組んでまいります。

ラピダスでは、西村康稔元経産大臣とも合流。これまでの半導体製造とは違う新たな発想かつ圧倒的スピードで行える製造プロセスに関するコンセプトについてお聞きしました。私からは民間資金の出資の状況等も確認させていただきました。

既に約1000人の社員がおり、一丸となって、プロジェクトを進めている様子がよくわかりましたし、米国をはじめとした国際連携もしつつ、国産での最先端半導体への期待が一層ふくらむ視察でした。

ラピダスの小池社長は、三重県四日市市の現キオクシアのパートナーであるウエスタンデジタルにおつとめでしたので、知事時代から大変お世話になりました。

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