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活動報告2024.11.17
17日、静岡県伊豆半島に視察へ。漁港の活用・整備、それらを通じた水産振興や地域活性化を進める議員連盟の有志で。昨年は三重県での視察をしていただきましたので2年連続参加。「海の地方創生」といわれる「海業(うみぎょう)」もメインの課題のひとつ。私も党で事務局長をつとめていました。その先進地である西伊豆町では、日本初の漁港の釣り場予約アプリ「海釣りGO!」の取組等を視察。
全国的にもトラブルになっている釣り人と漁業者が、共存して持続可能な釣りレジャーや漁港活用をするため、アプリを使って釣り場と駐車場を予約するもの。
収益は漁港を指定管理している漁協に入り、収益を活用して漁港に救命はしご設置、AED設置、休憩所や水道が設置されるなど環境整備が行われていきました。
移住者や来訪者が増え、確実に漁村の活性化につながっています。このアプリを制作し、事業を推進している会社の社長は移住者の方で、立ち上げ時は、水産関係予算ではなく、県のスタートアップ関連予算を活用したそうです。
また、遊休漁港を活用した直売所「はんばた市場」。ここでは、磯焼けの原因にもなっているアイゴ、ブダイなどの未利用魚活用の先進的な取組。メニュー開発して販売するだけでなく、学校給食にも提供し、給食を通じて海の豊かさを守ることを教育しています。星野町長とウツボの写真も。
沼津市では、静岡県が行うマダイやアワビの種苗生産施設を視察。三重県でも課題になっているアワビの種苗を大型化して放流するための技術などを視察。また、海水を使うと自然海水由来の疾病が原因で種苗生産現場において大量死が発生してしまうことから、閉鎖性の循環式で疾病を予防するシステムも視察しました。
漁協関係者と意見交換もさせていただいたところ、鳥羽にお越しいただいたことがある方や、祖母が志摩市浜島町だという方、昔は鳥羽市石鏡などから西伊豆町に嫁いできた人が多かったと語ってくださった方、先日大分での「全国豊かな海づくり大会」に行かれて来年の三重県での開催を楽しみにしているとおっしゃっていただいた方など、三重県とのご縁もたくさんあり、とても嬉しく思いました。