メルマガ 13号 配信ё
19日、麻生総理が、与謝野大臣に対して、
社会保障や雇用対策で業務が膨らみ続ける厚労省の分割について指示をしました。
麻生総理は、先日の安心社会実現会議の中で、
「医療、介護、年金、福祉を担当する社会保障省と
雇用や少子化対策などの国民生活省に分割してはどうか」
と一つのアイデアを示しました。
本件については、私も基本的には賛成です。
実際に私も10年間国の役所にいて、
官邸や経済産業省から厚労省をみていて、
キャパシティーが確実にオーバーしていると思いました。
しかし、注意しなければならないのは、
もともと国民の皆様が一番困っている、腹が立っている
「縦割り」「タライ回し」
を回避するために統合したのだから、
縦割りに先祖がえりするようなことがあっては決してなりません。
また、組織を2つにすることで、組織が肥大化し、
無駄が生じたり、無駄遣いを招くようなことがあっては決してなりません。
そのあたりにも留意しながら、
とにかく、国民の皆様から見て、わかりやすく、
そして、国民の皆様のために提供する政策を
一番いいものができる体制を追求していかなければなりません。
そこが根本なのですから。
役所の論理で権限争いなどはもってのほかです。
役所は組織再編になると本当に権限争いばかりして、
政策に集中しなくなるのです。
安倍政権のスタッフを私がしているときも、
省庁再々編の議論がありましたが、
「この大事な時期に役所が政策をやらなくなってはいけない」
と私も安倍総理や塩崎官房長官に進言させていただき、
結局省庁再々編は行われませんでした。
また、私の持論でもありますが、今回の厚労省再編の議論には、
文部科学省も再編の対象に加えるべきです。
私は、フリーター・ニート問題を担当している時に、
雇用問題である一方で、これは教育問題であり、
日本として、国として、人材をどう育成していくか、
我が国の最大の資源である「人」をいかにすばらしいものにしていくか、
という視点で、大胆な政策を、縦割りではなく、大局的に事にあたれる役所が必要、
と強く感じていました。
つまり、我が国に、雇用・教育・少子化などを一元化した「人財省」を創設すると。
そして、この中には、「こども庁」という、
こどもを育てていくために必要な施策を一元化した担当部署をつくってはどうかと思います。
今は縦割りで本当に子育て世代は困っています。
もちろん、この中には、経済産業省の人材部門、
内閣府の男女共同参画の部門も
併せて議論していく。
いずれにしても、私達の暮らしや経済の状況は大変な時です。
組織再編の議論はいいけれども、
役所・公務員の本務たる政策が後回しにならないことだけは、
絶対に訴え続けていきたいと思います。









